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歯周病セルフチェック

私は歯周病?

まずはセルフチェックをしましょう。歯周病は、痛みなどの自覚症状が少ない疾患ですが、以下のような不快症状がある場合は要注意です。
この中の1つでも当てはまる場合は、かなりの確率で「歯周病」の疑いがあります。


 歯を磨くと歯肉(歯ぐき)から出血する
□ 口臭が気になる(指摘される)
□ 以前ほど硬い物が噛めない
□ 歯が抜け出たようになった
□ 疲れると歯肉が腫れる
□ 歯がグラグラする



歯肉は、口の中の皮膚と思ってください。皮膚は体の内と外を分けるバリアー(防壁)です。出血するということは、歯肉の粘膜バリアーが破れていることを意味します。それは手足から出血するのと同じで、生体にとっては異常事態なのです。

歯肉のバリアーを破壊したのは、歯周病菌の仕業です。歯肉が歯に接する部分にできる溝(歯肉溝)付近の、歯の表面に付着したプラック(歯垢:細菌の集合体)が原因で、溝の中に炎症が生じます。その結果、溝の中の粘膜バリアーが破壊され、歯磨きのような軽い刺激でも出血するようになります。

健康な歯肉はどんなによく歯を磨いても、歯肉を傷つけない限り、一滴の出血もないものなのです。ですから、歯みがき中に痛くなく出血してきたら、成人の場合は、歯周病のサインだと思って間違いないでしょう。



溝の中の炎症が続くと、その炎症は表から見える歯肉に広がるのではなく、溝の内側に進み、結果的に溝が深くなっていきます。深くなった溝を「歯周ポケット」と呼び、歯周病菌の快適な活動場所となります。歯周ポケット内では、歯周病菌をはじめとする多様な細菌が生息し、それらが、口臭の原因となる特徴的な臭気(揮発性硫化物を含む悪臭)を発生させます。

口臭の原因は歯周病以外にもありますので、興味のある方は「口臭」のページをご覧になってください。
 


「若いときには気にせずに噛めていた食べ物が、近頃は、歯がなんとなく頼りなく、噛むのを躊躇するようになった」という感想は、中年以降の方々がしばしば訴える症状です。歯のしっかり度は、その支えである歯槽骨と歯肉の状態に依存しています。

「歯周病」をそのままにしておくと、ますます「歯周ポケット」が深くなっていきます。それは、歯を支えている歯槽骨が炎症によって破壊・吸収された結果なのです。歯の支えを失うにしたがって、歯が負担できる咬合圧にも減少が見られて当然ということになります。

「歯周ポケット」が存在するような状態では、歯肉もしっかり度が低下し、歯が動揺しやすくなります。その理由は、健康な歯肉はコラーゲン繊維によって歯に引き寄せられてしっかりしていますが、歯周病になるとそのコラーゲン繊維が破壊されてたるんだ状態になるからです。



歯肉が痩せて歯の根元が露出し、歯が抜け出たように長く見えるようになったのは、老化現象で起きたのではありません。歯周病によって歯槽骨が破壊・吸収され、そのために骨の位置が下がり、それに伴って歯肉の位置も下がって起きた現象です。下がり方は歯の部位によって異なり、それは歯槽骨の形態や厚みが関係してきます。

いったん歯周病で歯肉の位置が下がってしまった場合、自然には元に戻らないと思った方がいいでしょう。それは指のケガの場合と同じ理屈です。骨を含んだ指先を失った場合、その後に指が生えてくることはありません。


歯周病は、かなり進行するまでは自覚症状が少ない慢性の経過をたどる疾患です。「慢性の経過をたどる」ということは、「歯周ポケット」を中心に病原菌の力と生体の抵抗力とが拮抗している状態を指します。つまり、病気はあるけど気にならないという状態です。

そのようなときに、寝不足、風邪気味、精神的なストレスなどで体調を崩したりすると、身体の抵抗力(免疫能力)は低下し、病原菌との拮抗状態が崩れ、それまで慢性の経過をたどっていた歯周病が急性化することがあります。

症状としては、「歯茎が腫れる」、「ズキズキ痛む」、「歯が浮いたようになる」、「噛むと痛い」などです。急性化すると歯槽骨の破壊が一気に進みます。


歯周病の末期的症状は、歯がグラグラになってしまい、食事の際に苦痛や不自由を感ずるようになります。この段階でも歯周病の治療は可能ですが、たとえ歯周病が治ってわずかばかりの歯槽骨が残ったとしても、その歯は、歯として役に立ちませんので、結局手遅れということになります。歯の周りの歯槽骨が完全になくなってしまうと歯は脱落してしまいます。