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歯科医は歯のお医者さん?

歯医者にかかればかかるほど歯が悪くなる理由

❑医者 とは病気の治療をする人
歯科医は歯の大工さん?
「歯」は一生使えるもの
歯科の医療とは



医者とは病気の治療をする人


「歯医者さん」と呼ばれるから、歯のお医者さんでしょうけど…でも何となく医者よりは職人って感じだし…医者というよりは美容師に近いかな…医者というよりは技術屋っていう方がぴったり…

以上が、歯科医に対する世間一般の代表的な感想ではないでしょうか。共通していることは、歯科医の格付けは医者よりも明らかに下のようです。同じ医療行為をしているはずなのに、この実態をどのように理解したらいいのでしょうか。

国語辞典には、「医療」とは医術で病気を治すことであり、「医者」とは病気の診断・治療を職業とする人と記載されています。ちなみに「歯医者」とは歯の治療をする医者と書かれています。これを見る限りでは、「歯医者」は、やはり歯のお医者さんのようです。

歯科医は歯の大工さん?


つぎに歯科医が行う「歯の治療」を検証してみましょう。今までにみなさんが歯科医院でされたことを思い出してみてください。

1.虫歯の治療とは虫歯を削って異物をつめる。
2.痛くなった歯は神経を取ってサシ歯を入れる。
3.ダメな歯は抜いてブリッジや部分入れ歯を入れる。

4.最後は歯無しになり、総入れ歯を入れる。
5.最近ではインプラントという固定式の入れ歯を入れる。
6.歯並びを整える。

仮に上記の行為が、すべて歯の病気の治療ではないとしたら、「歯医者」は「歯のお医者さん」ではなくなります。たとえ、これらをどんなに上手に出来たとしても、です。

結論から申し上げますと、それらは病気の治療ではありません。では、みなさんがいままでに歯科医院でされたことは、いったい何だったのでしょうか。実は、それらは単に機能回復の手段だったのです。

つまり、そのままでは噛めない、発音しにくい、見た目が悪い、などの機能障害を補うための土木工事なのです。義足やメガネと同じ性質のものなのです。ですからいくら材質を変えても、また上手にやっても、どんな種類の病気も治ることはありません。


みなさんの中には、歳を取ったら歯は無くなって入れ歯になることを自然の摂理、つまり老化現象のように思っている方がいるかも知れません。ところが歯は決して老化現象で失うことはない組織なのです。

歯を失うとしたら、それは自分の指が無くなる原因と一緒です。つまり怪我か病気以外で失うことはありません。 怪我とは転んで歯をぶつけたりするような、いわゆる事故です。一方、歯を失う二大疾患としては、う蝕(虫歯)と歯周病(歯槽膿漏)があります。

ご存知の通り、う蝕は歯自身を破壊する病気で、歯周病は歯を支えている周りの組織を破壊します。両者とも原因は細菌です。それも健康な口の中に住んでいる口腔常在菌です。
原因や治療法がわかっていますから、う蝕も歯周病も不治の病ではありません。それらは完全に治すことができます。

もしも治らないとしたら、それはちゃんとした治療がされていないか、または治療時期の手遅れかのどちらかと考えるのが妥当でしょう。


さて、「歯科医は歯のお医者さんか」というテーマに話を戻しましょう。そろそろ結論を出さなければなりません。

前記の1~6を歯の治療と考えている歯科医は医療をしていないことになり、したがって「歯のお医者さん」ではないことになります。賢明な歯科医なら、1~6を歯の治療とは考えません。

「歯の治療」とは、つめたり被せたり、神経を抜いてサシ歯を入れたり、歯を抜いてブリッジや入れ歯やインプラントを入れるような大工仕事ではなくて、そうならないために行う「病気の治療」を指します。

このように書くと、本当の歯の治療とは具体的にどのようなものか、という疑問が生じるかもしれません。それに関しては、他のページで説明していきたいと思いますが、基本は何も特別なことではなく、医学的な常識に則ったことです。

また新しい器具・機材や特別な薬が必要なわけではありません。 そして、それは純粋な医療行為ですから、歯の医者の仕事なのです。そのような仕事をしている歯科医だけが、「歯の医者」と呼ばれる資格があるのでしょう。