港区の歯周病・インプラント | アーサクリニック
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マスコミ情報は本当?

当てにならないマスコミ情報

❑マスコミの影響力
情報の出所
望まれる歯科界の意識改革
マス コミの役目



マスコミの影響力


「これからは治療より予防が大切なんですってね」
「最近はインプラントという人工の歯があるようですね」
「虫歯は特殊な薬で治ると聞きましたが…」
「歯周病の特効薬を教えて下さい」
「子供の矯正治療はできるだけ早くした方が良いと新聞に書いてありましたが…」
「歯並びが悪いと頭が悪くなると聞きましたが本当ですか」
「あごが痛いのは噛み合わせが悪いからだとテレビでみましたが…」
「歯周病は全身に起こる病気の原因になる怖い病気なんですね」
「歯を白くする薬はありますか」
「虫歯の治療には金属よりレジンの方が良いみたいですね」

以上が、今までに多くの患者さんからから聞いた生の声です。似たような質問はたくさんありますが、代表的なものだと思ってください。それらの質問には流行りがあるのです。

テレビで歯科関連の話題を放映していたり、新聞の健康欄に歯科治療の特集が取り上げられたときは、複数の患者さんから同じ質問をされます。また初診の問い合わせの際にも同様の質問をされることがあります。これをみてもマスコミの影響力とはすごいものだと、あらためて感心させられてしまいます。

情報の出所


マスコミ関係者も、歯科治療に不満や疑問を持つ一個人としての立場ですから、専門知識は普通の人と変わらないはずです。ですから必ず情報の出所があり、その情報は担当記者の好みで決められてしまうのでしょう。

専門情報の信憑性やその分野でのコンセンサス(統一見解)は、なかなか門外漢には判断しにくいものです。ですから記者は、情報発信者として、その分野の社会的権威がある組織の人間の意見を取り上げることになります。

歯科界は「機能回復」を「治療」と呼ぶ特殊な価値観が支配している分野ですから、歯科界の常識は、医科からすると非常識なことがとても多いのです。歯科界の権威者、たとえば歯学部の教授や、学会や開業医のリーダー的存在の歯科医は、その価値観をもとに、いかに見た目がきれいで噛めるものを口の中に入れるかを、一生懸命やってきた人たちなのです。その価値観から一歩も出ることはないと思った方が賢明でしょう。

つまりマスコミ情報は、見た目や機能の改善を望む国民にとってはある程度参考になるでしょうし、それをやりたい歯科医にとっても都合のいい宣伝になるのですが、本来の「病気の治療」という点からすると、誤解を与えてしまう恐れがあります。

望まれる歯科界の意識改革


たとえ価値観を180度かえて、本気になって病気の治療に専念しようと思っても、保険診療の制約や、今まで自院に通っていた患者さんの意識変革、さらに歯科界全体を覆い尽くしている雰囲気に対して、真っ向から戦いを挑むことは容易なことではありません。

だからといって手をこまねいているだけでは、世の中は良い方向に向かいません。このサイトを立ち上げた理由の一つに、歯科界の意識変革がありました。歯科医個人のレベルで出来ることは2つ考えられます。

1つは、歯科界の常識に反しても、自分の信じる歯科医療を実践し、納得してついてきてくれる患者さんが増えることで社会的信頼を勝ち得ること。もう1つは、このホームページのような草の根運動をすることによって、歯科に対する国民の認識や意識を変えるよう努力することです。

もしも国民の意識が変われば、歯科界も今までのような感覚では困るという気持ちになるはずです。それは国民の歯の健康にとっても、歯科医にとっても良いことなのです。なぜなら虫歯や歯周病という疾患が確実になくなっていき、国民の歯の悩みが激減するでしょうし、そうなれば歯科医という職業の社会的評価が間違いなく上がるはずだからです。

マスコミの役目


歯科関連のマスコミ情報は、病気の治療をおろそかにする歯科界の常識に支配されていますから、本当の治療を望むならば、ほとんどが役に立たないと思っていいでしょう。

歯科界の権威者が、最新・最良・最高の歯科情報を提供してれるものと考えるのはやむを得ないことですが、そのような権威者に対して疑問を投じられるのもマスコミの役目でしょう。

マスコミは情報発信者としての重い責任があるわけですから、国民にとって本当に価値のある情報を発信するよう努力して欲しいものです。