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ホワイトニング

ホワイトニングについて

歯を白くしたい
変色歯の原因
歯を白くする方法
アドバイス



古今東西、「白い歯」は健康美の象徴になっていますが、最近では美白の流行なのか、「歯をもっと白くしたい」という美容感覚で来院する患者さんが増えてきているようです。

それに呼応するかのように、最近の歯科医院ではエステティシャン気取りでホワイトニングを宣伝していますし、いろいろなホワイトニング専用器材も出てきています。

このような審美歯科は、欧米とくにアメリカの影響を色濃く受けた分野です。まさに見た目を気にする価値観そのものの観があります。「ホワイトニング」という言葉にしても、医療のニュアンスが全くないですし、「審美歯科」という名称自体、医療とはかけ離れた感覚です。まあ、エステの一分野といった方がすんなりくるのではないでしょうか。



歯の変色の原因には、コーヒーや中国茶などのお茶類、タバコ、色の濃い食品による外因性のものと、失活歯(いわゆる神経を取った歯)の変色や、生まれつきの変色歯などの内因性のものとがあります。

さらに最近では、客観的な異常は認められないのに、もっと歯を白くしたいという主観的な美白願望を持つ人が増えているように感じられます。

手段を問わなければ、歯を白くさせることはちっとも難しくはありません。でも、歯を白くする行為は医療行為ではないですし、また基本的には生体にとって有害な行為だということを知っておいてください。



歯を白くする方法は、変色の原因によって異なりますが、原則として薬品を使って歯を漂白する方法(ブリーチング)が一般的です。以下に、症例ごとの手順をまとめてみました。

☆    外因性の変色歯
1)    歯の表面に沈着した着色を専用の器具を用いて取り除く。この段階で、歯の色が気にならなくなったら処置完了。この段階では歯の表面に付着している汚れを取るだけなので、害はありません。
2)    歯の表面を特殊な漂白剤で処理する。変色の度合いによって数回繰り返すこともある。

☆    失活歯の変色
1)    歯の表面に沈着した着色を専用の器具を用いて取り除く。
2)    神経の治療をした際に開けた穴を利用して、歯の内部から漂白剤を効かせる。変色の度合いによって数回繰り返すこともある。

☆    内因性の変色歯
1)    歯の表面に沈着した着色を専用の器具を用いて取り除く。
2)    歯の表面を特殊な漂白剤で処理する。変色の度合いによって数回繰り返すこともある。

ひどい変色歯の場合、歯の表面を削って白い被せ物で対応することも可能ですが、それはきわめて特殊なケースと考えてよいでしょう。薬品による漂白(ブリーチング)は、歯を削らないだけ害は少ないですが、永続的な効果は期待しない方が無難です。


ホワイトニングを希望する方に、「歯を白くすることの医学的な意味」や「その害」をよくよく説明すると、ほとんどの人は、あえて白い歯を希望しなくなるものです。結局のところ、主観的な見た目と引き換えに健康な歯をどの程度まで犠牲にするのか、といったような選択になるからです。

ですから処置をするかどうかは、「得られる結果」と「失うもの」を自分の天秤にかけて決めるべきだと思います。それは見た目という主観的な問題ですから、原則として歯科医が決めるべき性質のものではないからです。

賢明な歯科医なら、審美歯科そのものの存在に大いに抵抗を感じているはずですし、またそれはどんな病気の治療でもないわけですから、積極的に勧めることはないでしょう。どうしても患者さんが処置を望む場合は、できるだけ最小限度の害で得られる程度の審美改善を勧めるはずです。

矯正歯科のページでも書きましたが、歯の変色や歯並びが精神的なストレスになっている場合は、その限りではありませんが、それでも基本原則は変わりません。