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矯正治療(機能回復)

歯並びが悪いのは異常なの?
いいえ。それは異常でも、病気でもありません。
「歯並びが悪い」を専門用語では「歯列不正」とか「不正咬合」といいますが、そもそも歯科矯正学の「正常咬合」の概念そのものがあやふやですから、「不正」といってもあまり意味がありません。「見た目」以外、たとえば「噛みにくい」とか「発音しにくい」といったような機能的な問題がなければ、歯列矯正は美容整形と同じです。
歯並びが悪いと虫歯や歯周病になるの?
いいえ。
「歯並びの悪さ」が、「虫歯」や「歯周病」の原因になるという科学的根拠はありません。歯並びが良くても虫歯や歯周病になっている人もいますし、歯並びが悪くても健康な人はいくらでもいます。つまりどんなに歯並びが悪くても、必要なプラックコントロールが可能ならば、虫歯や歯周病にはなりません。
歯並びが悪いと顎関節症になりやすいの?
いいえ。
これも虫歯や歯周病と同様に、「歯並びの悪さ」がいわゆる「顎関節症」の原因になるという科学的根拠はありません。
歯並びが悪いと頭が悪くなると聞きましたが?
なんら科学的根拠はありません。
こんなことを本気で言っている歯科医がいるとしたら、頭が悪いとしか思えません。
矯正治療の時期は?
それは12~15歳くらいです。
歯を動かすことは何歳になっても可能ですが、最適な時期というものがあります。
この時期は顎骨の成長期の特性を利用して、効率よく安全に歯を動かしやすいからです。また、これより早い時期に歯を動かした場合、その後に、もしも急激な顎骨の成長が起きたなら、やり直しになる可能性があります。しかし、例外的にこの時期より早く、または遅くした方がいい場合もありますので、症例ごとに検討すべきでしょう。
早い時期の矯正治療は、あごの成長をコントロールできる?
できません。
骨格の成長を矯正装置でコントロールできるわけがありません。矯正治療は歯と歯槽骨の位置を変える程度の形態的変化しかできないと考えるべきです。
成人でもできますか?
可能ですが、さまざまな不利な条件があるために、慎重に検討してから行うべきです。
不利な条件とは、顎骨の成長が完了しているために、歯の動きをはじめ、矯正力に対する生体反応が遅いことです。そのために歯根の吸収や、歯槽骨の吸収の危険が増します。ですから、どうしても矯正治療を希望する場合は、見た目に関係する最小限の歯を動かすことで対応した方が安全です。
治療期間は?
症例によって異なります。
簡単なものなら3ヶ月前後ですし、すべての歯に装置をつけるタイプの場合は、通常1年以上かかると思っていていいでしょう。
治療後に後戻りの可能性はあるの?
後戻りは必ず起きると思っていいでしょう。
歯列矯正により希望通りに歯が並んだあとは、原則として「保定」という処置が必要になります。もしもそれをしなければ、ひどい後戻りをする可能性があります。

「保定」とは、矯正力によって生理的形態変化をした歯周組織を安静にするために必要な処置です。通常、保定期間は半年から1年以内です。保定期間が過ぎてもわずかな後戻りは起きます。特に後戻りしやすいケースは、下顎前歯部や回転していた歯などです。

また、非抜歯症例で歯列の拡大を過度に行った場合は、保定をしても、その後に後戻りが起きやすいと言えます。それは、拡大によって不自然な位置に歯を並べたこと自体が原因だからです。
歯を抜かないでできる方法があるって聞いたけど?
矯正治療における抜歯の基本的な考え方を知れば、あえて「非抜歯」にこだわる必要はありません。
患者さんにとって歯を抜くかどうかは、深刻な問題だと思います。歯列矯正で歯を抜く理由は、歯を並べるスペースを確保するためです。ですから、抜歯をしなくてもスペースが確保できる場合は非抜歯で、できない場合は抜歯をすればいいのです。

非抜歯を売りにしている歯列矯正は注意してください。多くの場合、スペースを確保するために歯列を不自然な位置まで拡大したり、歯を削って歯の幅を狭めたりします。それらは治療後の後戻りの原因となりますし、またプラックコントロールの妨げにもなってしまいます。
矯正治療の注意点を教えて!
見た目に関係のない奥歯は原則として触らないことです
歯列矯正は審美的改善の手段です。通常、審美的に問題になるのは前歯です。できるだけ奥歯の咬合は変えないことで、動かす歯は最小になり、矯正治療による害を少なくすることができます。